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アジリングアのメールマガジン
楽しい!話し合えちゃう音声対話システム開発バックナンバー
第19号
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音声対話システム開発の基本、ハウツー、 便利なツールやソフトを隔週でご紹介します。
[ 2008/10/15配信 第19号 音声認識システム使用にはユーザ練習が必要?]
こんにちは、音声対話システムのアジリングアです。
朝晩寒くなっておりますが皆様はいかがお過ごしでしょうか。
アジリングアの当メールマガジン、 「楽しい!話し合えちゃう音声対話システム開発」 (原則的に毎月1日、15日の隔週刊)では前号から、 どのように対話プログラムによって音声認識率を向上させるか 具体的に解説しておりますが、今号ではデータ収集& グラマー開発の充実によるアプローチをご説明します。
■ 対話プログラムによる認識率向上:4つのアプローチ
対話システムのプログラムによって認識率を安定させるには 4つのアプローチがあります。
1.発音トランスクリプションの微調整
発音の個人差による誤認識を防ぎます。
(
第18号“インド人英語対応音声認識ソフト?”にてご説明しています)
2.データ収集&グラマー開発の充実
認識できる語句、文章を増やし、認識可能な発話の絶対量を大きくします。
3.文脈による限定的グラマーの開発
システムの発話に対するユーザ発話を予想・限定し認識率を向上させます。
4.プロンプトデザインダイアログの開発
システムに対するユーザ発話をより限定的にできるように
システムの発話を開発します。3.文脈による限定的グラマーの開発が
前提条件になります。
今号ではそのニつ目、データ収集&グラマー開発の充実についてご説明します。
■ 発音トランスクリプション:発音記号を覚えてますか
当メールマガジン17号にて対話システム開発の プロセスについてご説明しました。
その際、文法(グラマー)開発とは、ユーザが発話する語彙および 語彙パターンを特定するプロセスとご説明しました。
つまり文法とは、システムが理解できるユーザ発話のセットのことで 「おはよう」という語句が文法に含まれていないと ユーザがそう言ってもシステムはそれを認識できないのです。
そのため、より多彩でより多くの文や語句を包括した文法を開発することが より自由で自然なユーザ発話をシステムに対応させるうえで重要です。
■ ユーザは決まった言い方をしなくてはいけない?
しかし自然で自由な発話に対応できる豊かな文法を 開発するのは技術的に困難であり、かつ開発に時間とコストがかかるため 従来は音声インターフェースを使用する際にユーザに事前に トレーニングを行ってもらい、ユーザに決まった言い方を していただくことを前提としていました。
たとえばユーザがシステムに時刻を尋ねる際、システムが認識できるのが 「今なんじですか」 という発話だとすると、ユーザがその決まった言い方をいつもするように ユーザにトレーニングを行うのです。
しかし使用の前にユーザが練習しなくては使えないシステムなら、 誰にでも、どこででも便利に使っていただけるものとは言えません。
それに対し、 「今なんじ?」 「今なんじかわかる?」 「なんじになった?」 など、個人によって異なる自然で自由な言い方をしても 対応できるシステムを開発できれば、ユーザの快適性の向上はもちろん 微妙な言い方の違いに対応できないがための認識エラー・認識不可を 防ぐことができ、特定のユーザや使用場面を選ばず 便利に使っていただけるものになります。
このように、豊かで広い文法プログラムを開発し、 システムが認識できる発話の絶対量を大きくするのが 今回ご紹介したアプローチです。
■ 編集後記
アジリングアの商品に、この文法部分を開発するためのツール、 アトムグラマーツールがあります。 音声認識ソフトを使用したインターフェースの開発の工数削減と 作業快適化に大きく貢献する人気の商品です。
これは文法の作成、テスト、デバッグ作業をすべて支援、 シンタックスチェック、意味注釈の付加、パースツリーと意味注釈の検証、 文法および意味的テストの実行などを行い 高度な文法をすばやく開発します。
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