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アジリングアのメールマガジン
楽しい!話し合えちゃう音声対話システム開発バックナンバー
第18号

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音声対話システム開発の基本、ハウツー、 便利なツールやソフトを隔週でご紹介します。

[ 2008/10/1配信 第18号 インド人英語対応音声認識ソフト?]


こんにちは、音声対話システムのアジリングアです。

すっかり涼しくなってまいりましたが 私はNYで日本の秋の味覚を懐かしむ毎日です。 さんまと新米、栗、梨、ぎんなんなどみなさまお楽しみでしょうか。

アジリングアの当メールマガジン、 「楽しい!話し合えちゃう音声対話システム開発」 (原則的に毎月1日、15日の隔週刊)では今号から、 どのように対話プログラムによって音声認識率を向上させるか 具体的に解説いたします。

内容が専門的ですが肩の力を抜いてお読みください。

■ 対話プログラムによる認識率向上:4つのアプローチ


前々号“対話プログラム開発で音声認識率向上”において、 対話システムのプログラムによって認識率を安定させるには 4つのアプローチがあるとご紹介しました。

1.発音トランスクリプションの微調整
発音の個人差による誤認識を防ぎます。

2.データ収集&グラマー開発の充実
認識できる語句、文章を増やし、認識可能な発話の絶対量を大きくします。

3.文脈による限定的グラマーの開発
システムの発話に対するユーザ発話を予想・限定し認識率を向上させます。

4.プロンプトデザインダイアログの開発
システムに対するユーザ発話をより限定的にできるように システムの発話を開発します。3.文脈による限定的グラマーの開発が 前提条件になります。

今号ではその一つ目、発音トランスクリプションの調整についてご説明します。

■ 発音トランスクリプション:発音記号を覚えてますか


皆さんが中学校や高校で英語を学習した際、 発音記号を習ったことと思います。 home の発音を/houm/と表すものです。

これは言語の音声を表す記号として広く使われている 国際音声記号と呼ばれる記号で、音声認識を入力手段に使った場合、 コンピュータが認識するためにこれに似た表記システムが使用されます。

しかし、個人によって発音は異なります。 たとえばappleの aの発音はアとエの中間音です。
(表記できません。すみません。)
母国語にこの音がない日本語話者やアラビア語話者にとっては この音の発音は非常に難しく、正しく発音しなければ apple と言ったと認識されない、となると認識率の低下は防げません。 また、例え英語を母国語とする話者であっても出身の国や地域によっては 微妙に異なる発音をします。

このような個人の発音の差による認識率の低下を防ぐため、 正しい発音だけでなく /apl/、 /epl/などの発音も appleと認識するようにプログラムするのがこのアプローチです。

■ インド人英語対応音声認識ソフト?


フェアプレイの精神にのっとり、あえてご紹介しますが これは音声対話システム開発に限ったアプローチではなく 各音声認識ソフト企業様も熱心に取り組んでいらっしゃるアプローチです。

現に、インド人(ヒンディー語話者)英語話者の英語は 非常に聴き取りにくいのですが、インド人英語対応の音声認識ソフトなども 製品としてすでに市場に出回っています。

「じゃあ結局、認識ソフトをちゃんと選べば 対話システムプログラムをどうこうして認識率を向上させようなんて しなくてもいいじゃないか」

と言うことになりそうですが、どれほどよくできた認識ソフトであっても あらゆる発音個人差を想定した辞書を搭載するのはほぼ不可能です。 このアプローチは、アプリケーションを作成したのちにも発見される 誤認識・認識エラーを発生させる発音個人差を解消できる点で有効と言えます。

次号では音声対話システム開発ならではのアプローチ、 データ収集と文法開発による取り組みをご紹介します。

■ 編集後記


実は本日10月1日にアトム音声対話SDKの 新バージョンを発売いたしました。 のちほど号外として新製品についてお知らせいたします。

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最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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