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アジリングアのメールマガジン
楽しい!話し合えちゃう音声対話システム開発バックナンバー
第17号

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音声対話システム開発の基本、ハウツー、 便利なツールやソフトを隔週でご紹介します。

[ 2008/9/16配信 第17号 対話プログラム開発で音声認識率向上]


こんにちは、音声対話システムのアジリングアです。

昨日9月15日は敬老の日でしたね。 そういえばアメリカには敬老のための祭日がありません。 もともとアメリカは日本に比べると祭日が少ないのですが これも文化の違いの一端だなあ、という感じです。

アジリングアの当メールマガジン、 「楽しい!話し合えちゃう音声対話システム開発」 (原則的に毎月1日、15日の隔週刊)では 前号で対話プログラムによる音声認識率の向上についての概要として 4つのアプローチを挙げました。

今号ではいったん本題からそれますが、 それら4つのアプローチの理解に必要な知識として 音声インターフェースの開発プロセスについてご説明します。 少し長く、また専門性の高い難しい内容になっていますが リラックスしてお読みください。

■ インターフェース開発の5プロセス


音声対話システムの開発には一般に 1)データ収集、 2)トランスクリプション 3)文法開発、 4)ダイアログ開発および 5)ユーザビリティテスト の5つのプロセスの流れが必要です。

1.データ収集
データ収集とは、システム開発、テスト、チューニングを目的に 自然音声言語データを収集するプロセスです。 これは、「完成したシステムに対してユーザはきっと こういうことを発話するだろうな」と予想される自然な音声発話を 録音データとして集める作業です。

2.トランスクリプション
集めた音声録音データをテキストに打ち込むプロセスです。

3.文法(グラマー)開発
文法(グラマー)開発とは、ユーザが発話する語彙および 語彙パターンを特定するプロセスです。 文法とは、システムが理解できるユーザ発話のセットのことで、 つまり「おはよう」という語句が文法に含まれていないと システムはそれを認識できないのです。 そのため、より多彩でより多くの文や語句を包括した文法を開発することが より自由で自然なユーザ発話をシステムに対応させるうえで重要です。

4.ダイアログ開発
ダイアログ開発は、 ダイアログマネジャーのとるべきアクションを 特定するプロセスです。 「ユーザがこう言ったときには、システムはこういう挙動をとる、 もしくはこういう発話返答をする」ということを決定する 重要なプログラムです。

ご参考:
第5号“対話システムのしくみって?”
第6号“どういう意味?を解釈するパーサー”
第7号“状況をみるマネジャー”

5.ユーザビリティテスト
以上4つのプロセスが終わったら、とりあえずシステムは出来上がりです。 しかし音声対話システムに限らず、システム開発にはテスト、デバッグ、 改良の作業が膨大です。これを5つめのプロセスとします。

アジリングアのホームページ上に、 以上の開発プロセスをわかりやすく図示したものを掲載しています。 あわせてご覧ください。
統括的開発プロセス

■ 文法=ユーザ発話、ダイアログ=システム挙動


開発プログラマーでないかぎり、 以上の説明のすべてを理解する必要はありません。 これからの説明を理解するためのポイントは以下の二点だけです。

(1) システムに対してのユーザ発話を規定するのが文法開発

(2) ユーザ発話に対してシステムがどう対応するのかを 規定するのがダイアログ開発

これらを踏まえ、次号からは4つのアプローチを ひとつずつ解説していきます。

■ 編集後記


アジリングアのSDK(ソフトウェア開発キット)は 今回解説した5つの開発プロセスを一連の流れとして 一貫してすべて統括する、おそらく現時点では唯一の製品です。 その高い整合性のため非常に効率がよく、 すばやく快適なシステム開発を支援します。

前号から難しい内容になっていますが、 ご質問、ご意見などはお気軽にmagazine@agilingua.com  までお寄せください。開発に関するご質問もどうぞ。

また、9月30日から幕張メッセで行われるCEATEC JAPANの イベントに参加するため、アジリングアのスタッフが訪日いたします。 アジリングアの製品やアジリングアとのビジネス提携にご興味のある企業様は info@agilingua.comまでご連絡ください。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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